なぜ、現代では省エネ化が求められているのでしょうか?地球温暖化や化石エネルギー資源の枯渇…。その中で住まいでのエネルギー消費について考えるべきことは、エネルギー消費は減っていないこと、ゆえに光熱費の負担を心配し、生活に我慢や制約が生じることなどです。そこで住まいの省エネ化が重視され、3つの視点から「地球にやさしい、家計にやさしい、そして人にやさしい住まい」づくりに取組むことが重要なのです。そうして生まれた住宅こそ「これからの住まい」と言えます。
「建築による手法」と「設備による手法」の大きく2つが考えられます。建築計画の中でエネルギー負荷の低減を検討し、設備計画においては負荷の低減に加えてエネルギー使用効率の高い設備機器を採用するなどの手法があります。また、住む人の「住まい方」もエネルギー消費の多少に大きく関係してきます。